技術力が高くて前向きな常駐スタッフに来てもらえたことで開発がスムーズに進むと共に、
社内のスキルアップも図れました。
やはり「餅は餅屋」にお願いするに限ります。
株式会社錢高組では、ホストコンピューターのシステムをオープン化させるにあたって、ニュートラルに常駐開発スタッフの派遣を依頼。そのスタッフと協力することで「.NET」によるシステムの開発をスムーズに進めることができました。そこで、情報システム部の中でニュートラルの採用に深く関わったご担当者様に、依頼の経緯やニュートラルへ依頼することへ利点などについて、詳しく伺いました。
株式会社錢高組
情報システム部 ご担当者様
株式会社錢高組は、320年近い歴史を誇る創業1705年の老舗中堅ゼネコン。近年竣工した大阪の中之島美術館を始め、これまで数多くの街のランドマークを手掛けてきました。また「橋の錢高組」と呼ばれるほど橋梁工事のパイオニアとしても名高く、勝鬨橋や吾妻橋といった日本有数の橋梁はもちろん、ウガンダのナイル・ジンジャ橋の建設に携わるなど、世界にも広く進出して社会のインフラ整備に貢献しています。
創業 1705年9月18日
設立 1931年4月10日
本社(東京) 東京都千代田区一番町31番地
本店(大阪) 大阪市西区西本町2丁目2番4号
従業員数 901名(2022年3月31日現在)
■ システム開発を支援する常駐スタッフとして活用
――ニュートラルのサービスをどう活用しているか教えてください。
情報システム部の常駐スタッフとして、主に「.NET」を使ったシステム開発の支援をお願いしています。具体的には、ホストコンピューターやJAVAで動かしている自社独自システムを「.NET」で作り変えていただいている形です。
ニュートラルから常駐いただいているスタッフの人数は、現在2名。業務が立て込んでいた時期は、4名に常駐していただいたこともあります。
■ アウトソーシングにより社内の技術力アップにも期待
――ニュートラルに依頼することになった経緯を教えてください。
きっかけは、ホストコンピューターのリプレースの時期が迫ってきたことです。
ただしリプレースには、初期投資だけで億に近い費用が掛かりますし、ランニングコストも年間数千万円します。そのうえ時代の流れとして、ホストコンピューターという古い資産はいつかなくなってしまう存在です。ならば今回のリプレースのタイミングで、思い切ってオープン系のシステムへ移行しようという話になったのです。
しかし社内のプログラマーだけでは、どうしても人手が足りませんでした。また社内の人間は開発以外の業務や会議への参加などで、開発に集中しきれないという側面もありました。そこでプログラマーをアウトソーシングで賄うという方針になったのです。
そんな折、ニュートラルさんに入社した知人が挨拶に来てくれたことから、とんとん拍子でアウトソーシングの話が進んでいきました。
実際に紹介してくれたスタッフを面接したところ、非常にフレッシュで印象が良く、また費用面も問題なかったことから、一緒に働くことを決めさせていただきました。
――外部の開発会社に開発を丸投げするなど、システムの移行の手段としては別の方法もあったと思いますが、常駐スタッフを置くことに決めたのはなぜでしょう?
開発会社に丸投げすると、システムの中身がブラックボックス化してしまう可能性がありました。また外のスタッフと一緒にやることで、社内のスタッフの良い刺激になったり、技術力アップに繋がるかもしれないという期待もありました。
実際に技術力アップには、繋がってくれています。常駐スタッフの仕事ぶりを見て、サーバーの運用や複雑なSQLの組み方など、大きなものから細かなところまで、たくさんの新しい知識、今の標準的な技術を取り入れられたと実感しています。
■ ニュートラルのスタッフは「技術力が高くて前向き」
――ニュートラルの常駐スタッフに対しての評価を教えてください。
主に次の2点について高く評価しています。
●技術力が高い
まず技術力に関しては非常に優秀で、SQLに関する知識も高いと感じました。
データベースの構築、基幹システムとの連携はもちろん、ホストコンピューターでやっていた自社独自の複雑なシステムなど、実にたくさんのプログラムをスピーディーに作り変えていただきました。
中でも給与周りの伝票作成、外部伝票を取り込みといった、かなり難易度が高くて、社内で何年も懸案課題になりつつも手が足せずにいたシステム構築を代わりにやってもらえたのは、大変助かりました。
●何事にも前向き
ニュートラルから来たスタッフは、どんな複雑な業務を任せても「できない」と一切言いません。常に、なんとか答えを出そうと前向きな姿勢を見せてくれる点も、非常に良かった点です。難易度が高くて尻込みしそうなシステム作りも、サッとこなしてくれることが多かったです。
そのお陰でシステムの作り変えだけに留まらず、「これもやってみよう」と新たな機能追加なども考えられるようになりました。
現場の社内スタッフはみんな、ニュートラルさんの常駐スタッフに来てもらえて良かったと思っているのではないでしょうか。もしいなければ、ホストコンピューターからのシステム移行は、予定していた期間までに完了できなかったと思います。
■ 安心して依頼できるマッチング力と教育体制を評価
――ニュートラルという会社の良さについてもお聞かせください。
まず、私たちの希望にしっかりマッチした知識や技術を持った人材を紹介してくれる点ですね。うちで言えば「.NET」と「SQL」ができる人材ということです。
また先にもお伝えしたように、派遣されて来る人材は、みなさん「優秀かつ前向き」な人たちばかり。ニュートラルさんの中で行われている研修の段階から、しっかり教育されているのだろうなと感じます。
だからこそ開発スタッフが欲しくなった時は、安心して依頼できます。ニュートラルさんとは今後も長くお付き合い続けていきたいですね。
■ 常駐スタッフのアウトソーシングを薦める理由とは
――開発スタッフのアウトソーシングを考えている企業に向けて、先輩ユーザーとしてアドバイスするとしたら、どんなことを伝えますか?
「餅は餅屋」に任せた方が良いということですね。
システム開発における技術の進歩は、日々激しくなっています。そうした進歩にしっかり付いていき、スピーディーに対応し続けることを、社内のスタッフだけで実現することはとても大変になってきました。また富士通が2030年にホストコンピューターの製造・販売から完全撤退するという発表があったように、これからシステムのオープン化は避けられない流れです。恐らく、ホストコンピューターを現役で使っている企業さんの多くは、今後どうするか悩んでいらっしゃるのではないでしょうか。
ニュートラルさんがやっている開発スタッフのアウトソーシングは、そうした時代の流れや悩みにまさにマッチしたサービスだと思いますので、ぜひ依頼を考えてみてはいかがでしょうか。
■ 今後の展望
――今後の情報システム部としての展望と、そのためにニュートラルに期待することを教えてください。
今申し上げてきたことと並行して、これまで社内で構築してきたオープンシステム自体も老朽化していて、時代の流れに沿わなくなってきているという課題もあります。その課題解決にも、ニュートラルさんの技術者の方と協業して難局を打開してきたいと考えています。まだまだ課題は山積で、DX推進を行ううえでは、様々な製品のPOC(概念実証)を行う業務を平行して稼働していかなくてはいけません。
そうしたDX推進も含めて、ニュートラルさんとはお互い手を取りながら、今後も一緒に歩んで行ける存在として、共に発展していけることを期待しています。
※錢高組様のホームページ(https://www.zenitaka.co.jp/)
※取材2023年2月
ニュートラル株式会社 本社
愛知県名古屋市中区錦2-9-29 ORE名古屋伏見ビル11F
電話:052-857-0381 FAX:052-857-0382
※本ドキュメントの掲載内容は発表時の内容です。