2020.08.24

ガートナー、先進テクノロジーの5つのトレンドを発表


ガートナーから「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」が発表されました。今後注目されるテクノロジーのトレンドとして、
「デジタル・ミー」「コンポジットアーキテクチャ」「フォーマティブAI(人工知能)」「アルゴリズムによる信頼」
「シリコンの先へ」の5つが示されました。

今後、IT業界のトレンドがどのように変化していくのか、自社のリソースをどこに集中していくのか考えるきっかけになるのではないでしょうか。

■5つのトレンド


 
① デジタル・ミー
テクノロジと人の統合が進みつつあり、デジタル・パスポートやソーシャル・ディスタンシング・テクノロジなど、人をデジタルで表現する新たな機会が生まれている。人のデジタル・ツインは、物理空間とデジタル空間の両面において人を表現できる、個人のモデルを提供する。人がデジタル世界とやりとりする方法も、画面やキーボードにとどまらず、インタラクション・モード (音声、視線、ジェスチャなど) の組み合わせを使用したり、場合によっては人間の脳を直接変えたりするようになっている。

【注目すべきテクノロジー】
・ソーシャル・ディスタンシング・テクノロジー
・ヘルス・パスポート
・人のデジタル・ツイン
・シチズン・ツイン
・マルチエクスペリエンス
・双方向ブレイン・マシン・インタフェース (BMI) 

② コンポジット・アーキテクチャ
コンポーザブル・エンタプライズは、柔軟なデータ・ファブリックに基づくビジネス・ケイパビリティ・パッケージによって、急速に変化するビジネス・ニーズに対応できるよう設計されている。コンポジット・アーキテクチャは、ビジネス・ケイパビリティ・パッケージで構成されるソリューションによって実装される。組み込みのインテリジェンスは分散されており、エッジ・デバイスやエンドユーザーなどの外部にまで拡張される。

③ フォーマティブAI
フォーマティブAIとは、状況の変動に応じて動的に変化できる、一連の先進的なAIと関連テクノロジーを指す。こうしたテクノロジーの一部は、AI対応の開発ツールを用いて新規ソリューションを生み出しているアプリケーション開発者やユーザー・エクスペリエンス (UX) 設計者に利用されている。また、長期的に適応するために動的に進化できるAIモデルの開発に利用されるテクノロジーもある。最も高度なテクノロジーは、具体的な問題の解決を目的として、まったく新しいモデルを生成することができる。

④ アルゴリズムによる信頼
責任ある権限に基づく信頼モデルは、データ、資産ソース、個人とモノのアイデンティティについてのプライバシーとセキュリティを確保するために、アルゴリズムによる信頼モデルに転換しつつある。アルゴリズムによる信頼は、組織が顧客、従業員、パートナーの信頼を失うリスクとコストにさらされないよう保証する上で役立つ。

⑤ シリコンの先へ
40年以上にわたってIT業界を導いてきたのは、ムーアの法則 (高密度集積回路 [IC] のトランジスタ数は約2年ごとに2倍になる) であった。テクノロジーがシリコンの物理的な限界に近づく中、新たな先端素材が、テクノロジーの加速と小型化を可能にする画期的な機会をもたらしている。

出典:ガートナー ガートナー、「先進テクノロジのハイプ・サイクル:2020年」を発表


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